FAMI TIME/発達障害家族の日常

発達障害の家族の少し変わった日常を発信するブログ

もしかしたら、あなたも自閉症スペクトラムかも?

自閉症スペクトラム障害、知ってますか。

 

この障害の特性で悩んでいる人、

あなたの身近にもいるかもしれません。

 

もしかしたら、あなた自身がそうかもしれません。。。

 

 

目次

 

 

息子は、発達障害の一種、自閉症スペクトラム障害です。

 

 

自閉症スペクトラム障害とは

発達障害の一種で、

自閉症高機能自閉症アスペルガー症候群の仲間の総称。

 

 

自閉症スペクトラムの主な特性

臨機応変な対人関係、コミュニケーションが苦手

自分の関心、やり方、ペースを最優先する本能的思考が強い

 

上記の主な特性が日常生活に支障をきたしている状態のとき

自閉症スペクトラム障害と判断されるようです。

 

特性とは、他者と比較した時、その人だけが持っている性質のこと。

 

個性だと言えます。

 

例えば、

左利き。背が高い。背が低い。会話が苦手なども特性。

 

 誰でも何らかの生まれつきの特性を持っているのです。 

 

 

自閉症スペクトラムは他人事ではない

先ほど説明した自閉症スペクトラムの2つの特性。 

 

実は、多くの人がもっているのです。

決して他人事ではないのです。

 

例えば、

●理屈ばっかり言って、煙たがられる。

●冗談が通じず、むきになって怒る。

●夢中になると、周囲の声を無視してしまう。

●自分の言いたい事があると、相手の状況を気にせず一方的に話ししてしまう。

など、このような人、私の周囲にもいます。

 

実は、

私も自閉症スペクトラムかもしれないと思っています。

 

子供の頃の私は、

かなりの人見知りで、積極的な人間関係がとても苦手でした。

今でも苦手です。

 

耳の聞こえが悪い生まれつきの特性が原因でした。 

 

特に低音の聞き取りが難しく、

友達との会話で見当違いの回答をしてしまう事が多々ありました。

 

私は、天然ボケのキャラを作ることで、のりこえてきましたが・・・

 

そのせいで、変子(へんこ)で面白い人というレッテルが張られ、

少年時代を過ごしてきたのでした。

 

当時は発達障害の認識が薄かったのと、

日常生活では大きな支障を感じなかったので、

障害がどうか疑うことはありませんでした。

  

このように、

自閉症スペクトラムの何らかの特性をもっている人は、

私達の周りは想像以上に多くいるのかもしれません。

 

その特性が

「目立つか、目立たないか」

「日常生活に支障をきたすか、きたさないか」

の基準をもとに障害か障害でないか判断されるのです。

 

 

自閉症スペクトラムは生きづらい

しかし、障害であろうとなかろうと、

対人関係が必須の現代において、

自閉症スペクトラムの特性は、

社会生活を困難にさせているのは間違いないでしょう。 

 

つまり、

この特性が強ければ強いほど障害と判断されるのです。

この特性が強ければ強いほど生きづらいのです。

 

自閉症スペクトラム障害の息子は、

できない事が多く叱られやすい。

空気が読めないから嫌われやすい。

 

それを克服するには、本人の相当な努力を必要とします。

 

その努力が負担となり、大きなストレスを抱え込み、

爆発してしまう。癇癪をおこしてしまうのです。

 

さらに、

どんなに努力しても皆と同じように上手くできない。

どんどん自信を失っていく。

 

この特性のやっかいな点は、

障害の見分けがつきにくいことがあげられます。

 

周囲に相談しても、見分けがつきにくいことで、

「全然大丈夫」「気にしすぎだ」と言われる。

 

この辛さを

気づいてもらえない

分かってもらえない

 

短い時間一緒にいるだけでは、気づきにくいのです。 

だから勘違いされやすい。

 

ずっと一緒にいると、変わった言動に気づきます。 

しつこい・空気が読めない・理屈っぽい・こだわりが強い・他人に関心がない。人の話を聞かない。などなど

 

変わった人だと思われやすい

いじめられやすい

 

 

反対に親は、誤解されやすい。

できない事や空気を読めない事の原因は、

親にあると周囲は訴えてくる。

 

「子への愛情が足りてない」
「親のしつけがなっていない」
「過保護にしすぎ」

などなど・・・

 

親は子育てに自信がなくなってくる。

親も子もつらいのです。

 

 

自閉症スペクトラム障害の対応方法

自閉症スペクトラム障害は、生まれつきの脳の障害です。

 

病気でないので、治りません。

治そうとすると、親も子も苦しむことに。

 

私達は苦しみました。

 

治そうとすればするほど、親子関係が悪化しそうになったのです。

 

私達は考えさせられました。

私達家族の為に何をすべきかを。

 

話し合って行きついた結論が

私達のできる2つの役割でした。

 

1つ目の役割

息子が

好きな事

得意な事

を見つけてあげて、

たくさんの機会を与えてあげて、

長所に変えていこうと決めたのです。

 

発達障害の特性を

個性と受け止め、

一生付き合っていく覚悟を決めたのです。

 

治そうとせず、

長所を見つけ、

長所を伸ばす。

 

長所を伸ばせる環境を整えてあげる事が

私達の役割です。

 

 

2つ目の役割

また、

周囲の関わり方やサポートが

自閉症スペクトラム障害の特性を

目だなくすることが可能となります。

 

その為にも、

自閉症スペクトラム障害の生きづらさを

たくさんの人に知ってもらうこと

たくさんの人に理解してもらうこと

が私達の役割です。

 

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。