発達障害の息子が教えてくれた叱らない子育て
息子は発達障害。
できない事がとにかく多い。
注意してもなおらない。
発達障害のことを知るまで、我が子に「ガミガミ」と叱ることが多かった。
「こらぁ〜!」
「○○しなさい!」
「もうっ~!何でできないの?」
「何で言う事聞いてくれへんの?」
「早く○○して!」
しょっちゅう、我が子に「ガミガミ」と言っていた。
さらに、
「こらぁ~!」
「○○したらあかん!」
と、「ガミガミ」言うことも多かった。
すると、
「うるさ~い!」と反発してくる。
大声で泣き叫ぶのだ。
「ガミガミ」言われたり、怒られたりして、気分がいい人はいない。
反発したくなるものだ。
我が子の場合、「ギャーギャー」泣き叫ぶことで、反発していた。
「ギャーギャー」泣き叫ばられると、私の「イライラ」にスイッチが入ってしまう。
怒鳴ってしまうのだ。
怒鳴ったあとに、いつも後悔している自分がいる。
そもそもなぜ、子供に叱ってしまうのだろう?
目次
子供を叱る理由
なぜ、叱ってしまうのか考えてみた。
叱ってしまう理由は3つ。
①子供のため
・子供のしつけのため
・子供を危険から守りたいから
・大人になって苦労してほしくないから
②親のため
・他人に迷惑をかけないようにしたいから
・親の苦労が増えて大変だから
・ギャーの泣き叫ぶ声にイラっとさせられるから
③世間体のため
・親のしつけがなってないと思われるのが嫌だから
・周囲から良くできた親だと褒められたいから
・恥をかくのが嫌だから
最悪だ!!!
子供のためだと思っていたのに、親の都合で叱っていたなんて。。。
そのことに気づいていなかったのだ。
親の都合で叱ってしまう理由
なぜ、親の都合で怒ってしまうのか?
1、過度な期待をしている
子供は、○○であるべきだ。
○○になってほしい。
我が子に対して、過度な期待をもっていたのだ。
期待を裏切られた時、怒ってしまう。
つまり、期待値と現状とのギャップが大きければ大きいほど、怒る頻度が増えていったのだ。
過度な期待をもつのは、親の都合なのだ。
子供には関係ない。
2、親子の上下関係
子供はできない事が多い。
親として、自立できるように、たくさんの事を教えてあげないといけない。
立派な人間になってほしいと願っている。
それが、親の責務だと思っていた。
その想いが強いせいか、
○○しなさい。○○したらあかん。と命令してしまう。
命令に対して、
できなかったり、言う事を聞かなかったりすると怒ってしまうのだ。
怒って言うことを聞かせようとしているのだ。
そこに上下関係が存在している。
この上下関係。様々な考え方や捉え方があるだろう。
上下関係があることで、
子供を支配しようとしてしまう。
自分の思い通りの考え方や行動でないと、
怒って修正させようとしてしまうのだ。
特に、注意すべきは、親の価値観を子供に押し付けてしまうこと。
子供は親の所有物ではない。
子供には個性がある。
その個性を親の都合で潰してはならないのだ。
まとめ
怒ってしまう理由の大半は、親の都合であること。
子に対する過度な期待と上下関係から親の都合で怒ってしまうのだ。
だから親は、
過度な期待をもたないようにする。
子供を支配しないようにする。
怒っても何も解決しない。
むしろ、デメリットしかない。
それより、子供の個性をつぶしてしまうことの方が心配だ。
子供は、磨けば光るダイアモンドの原石を持っている。
それを引き出すのが親の役割ではないだろうか。
親の都合で子供の個性や未知なる才能をつぶしてはいけない。
・・・そのことに気づかされた「きっかけ」が息子の発達障害だった。
どんなに頑張っても、人並みにできないことの方が多い。
努力すれば人並みにできるようになるかもしれないが、
何十倍の努力が必要なんだ。
それは、しんどい。
とてつもないストレスがたまる。
それなのに、できない事に対して、
親が「ガミガミ」言うと、
パニックに陥って癇癪をおこしてしまう気持ち、
ものすごく理解できる。
どうしようもないのだ。
怒れば怒るほど自信を無くし、
自分はダメ人間なんだと追い込んでしまう。
だから怒ってはダメなんだ。
だから、怒らない子育てが大切なんだ。
息子よ!「ありがとう」。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。