出産前の不思議な出来事
息子が2歳の時、新しい家族が授かりました。
娘の誕生です。
長年赤ちゃんが授からなかった経験から2人目は厳しいかなと思っていました。
だから、妊娠がわかった時、めちゃくちゃ嬉しかった。
出産予定の産婦人科は、無痛分娩が可能な病院でした。
息子のお産が壮絶だったので、妻は無痛分娩を選択することに。
壮絶だった息子のお産の記事はこちら
無痛分娩とは、麻酔をする事で出産時の痛みを軽減させる出産方法です。
出産日が近づいた時のことです。
私達は夫婦喧嘩をしてしまいました。ほんの些細な事でしたが、まだ若かったのでしょう。お互いに意地をはっていたのです。
会話もないまま寝たその夜のことです。
妻が私をたたき起こしたのです。深夜の2時頃だったと思います。
怪訝そうに起きた私に対して、妻は血相を変えて破水したと言ってます。
破水の2時間ぐらい前から陣痛が始まっており、我慢していたようです。喧嘩して意地を張っていたのでしょう。
えっ!えっー!どっどうしよう!
もう喧嘩どころではありません。大パニックです。
パニックに陥っている場合ではありません。急がないと娘が産まれてしまう。
産婦人科に電話して状況説明。今すぐ病院に来て下さい言われた。
2歳の息子と妻を連れてパニックになりながら病院へ。病院まで10分程の時間でしたが、焦りからかとても長く感じました。
病院に着いた時、妻は一人では立って歩けない状態。
今にも産まれそうです。
看護婦さんに分娩室へ連れて行かれ、まだ先生が来ていないから産んだらダメと言われ、今にも産まれそうな赤ちゃんを押し戻そうとしたようです。
もう無痛分娩どころでは、ありません。早く先生に来て欲しい。早く産まれて欲しい。その事しか頭にありません。
そして、先生が到着して1時間も立たないうちに娘が元気よく産まれたのでした。
今思えば、お腹の中の娘が訴えていたのかもしれません。
喧嘩しないで!仲良くして!と。
あっという間の出来事でした。
もちろん仲直りです。
無事に産まれてきてくれてありがとう。
仲直りさせてくれて、ありがとう。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。