FAMI TIME/発達障害家族の日常

発達障害の家族の少し変わった日常を発信するブログ

学校なんて大嫌いだ!そのわけは・・・

自閉っ子息子は、学校が大嫌いだ!!!

 

幼稚園が大嫌い

自閉っ子息子が幼稚園児の時、幼稚園が大嫌いだった。

 

大嫌いだった理由は次の3つ。

1、「ママ」と離れるのが嫌だから

2、「集団行動」が苦手だから

3、「時間割」がないから

 

■ママと離れるのが嫌

幼稚園に入園するまで、ママと24時間ずーっと一緒だった息子。

 

ママと離れることがとても「不安」だったのでしょう。

毎日のように大泣き。

 

幼稚園に到着してからも、フェンスにしがみついて大泣き。

「ママ、バイバイ」とママの姿が見えなくなるまで大声で叫んでいた。

 

それが1年間ぐらい続きました。

 

■集団行動が苦手

幼稚園の先生の「指示」が理解できない。

抽象的な表現がわからない。

だから、ほとんど1人で過ごしていました。

 

■時間割がないから

小学生になってからわかったこと。

それは「予定がわからない」と不安でしかたがないこと。

 

今日は幼稚園で何するのか、息子はよく気にしていました。

予定がわからないから、幼稚園に行くのが不安だった。

 

 小学校が大嫌い

・・・小学生になると、環境が大きく変わった。

「環境の変化」は、発達障害の息子にとっては、大きな「ストレス」。

不安は的中で、このころから「チック症状」がではじめたのです。

 

発達障害であることを学校に伝えておかないと息子が辛い思いをする!

学校の先生のサポートがないと息子は辛い思いをする!

 

通院している心療内科の先生のアドバイスもあり、入学式前に、学校に「発達障害であることを告白」しました。

 

校長先生からの配慮で、入学式前日に息子だけの「予行演習」をしてくれたのです。

この配慮には本当に「感謝」しています。

 

予行演習のおかげで、入学式のとき、息子は逃げ出すことなく、無事に終了することができたのですから。

 

その姿をみて、私は「感動の涙」を流したことを今でも覚えています。

 

学校側に発達障害のことを伝えておいたことで、今でも様々な配慮をしていただいてます。

 

学校側の気配りもあり、学校生活もなんとか送ることができてますが、

 

それでも息子は、小学校がやはり大嫌い。

 

ただ、嫌いな理由が少し変わっている。

1、歩くのが嫌!?

2、勉強が嫌

 

■歩くのが嫌

学校まで徒歩30分ぐらいの距離。

傾斜の緩い登坂がひたすら続いており、「憂鬱」なようです。

 

「なんで学校が嫌いなん?」と聞くと、1番に帰ってくる返答が、「歩くのが嫌」だから。

 

「じゃあ、送り迎いをしたら学校行くん?」と聞くと、「行くよ!」って。。。

 

学校では1人でいることが多い息子。

人間関係がうまくいっていないから、嫌だと思っていたのに・・・

 

歩くのが嫌だから学校に行きたくないと聞くと、

頑張っていきなさいと言うしかないのだ。。。

 

■勉強が嫌

「国語」と「算数」が嫌いらしい。

嫌いというより「苦手」なようです。

 

「国語」と「算数」が苦手な原因は、文章問題の意味が理解できないから。

 

息子は、「聞いたり」「文章を理解する」ことが大の苦手。

 

つまり、「視覚優位」なのだ。

 

画像や動画での情報で理解することの方が得意のようです。

 

 

だから、文章問題が増えてきた「算数」が大きらいなのだ。

 

間違いが多いし、成績も悪い。

勉強が大の苦手であり、大嫌い。

 

不思議なことに、4年生になってから、なぜか「算数の成績が良い」。

だんだん難しくなって、授業についていくのが厳しいと思っていた。

 

実に不思議だ。

 

4年生からはじめた「進研ゼミ」の「チャレンジタッチ」が息子にあっており、効果が出はじめているのかは、わからない。。。

 

しかし、息子は言う。

「進研ゼミで勉強したことが、学校の授業でもでてきたよ。」

見たこと、解いたことがあるから、学校の授業がわかるようになってきたのかもしれない。

 

ちょっと自信がついてきた息子。

これは期待大だ!!!

 

ついこの前の算数の時間、割り算の授業があった。

宿題も割り算。

 

「割り算は難しいだろうな。息子には無理ろうな。」と思っていた。

 

ところが、割り算の宿題をすらすらと解いていくではありませんか。

これには、驚いた!!!

 

「どうしたん??? 急に算数が得意になったん?」と聞くと、「先生の教え方が上手だから、とてもわかりやすいんだ。先生はすごいんだ」と、大絶賛する息子。

 

「そっか~先生のことが大好きなんやな。」と聞くと、

 

息子は、急に真顔で、「普通」。。。

 

「えっ!どういうこと???」

先生の話を嬉しそうにするから大好きやと言うと思ってたのに「普通なん???」。。。

 

こんなやり取りがありました。

 

そして次の日、割り算の「自習宿題」があったんです。

割り算の問題を自分で作って答えを書く宿題。

 

いつもどおり、ママと一緒に宿題をしようとした時、

息子が「割り算が好きになったんや。簡単やで。一人でできるよ。」と自信満々に言ったのです。

 

ママにとって、なんて「嬉しい言葉」だっただろうか。

算数が苦手な息子が、そんな事を言うなんて。

本当に成長したなと感慨にふけっていました。

 

そして、宿題をやりはじめた息子。

「どれどれ、順調かな?」とワクワクしながら息子の宿題の様子を見てみると、、、

 

「えっ、え~~!!!」、 全部まちがっている。。。。

 

「全部まちがっているよ!」と息子に指摘すると「イライラ」がはじまった。

 

「もう!わからん!」と言って、割り算の宿題をやめちゃったんです。

 

息子らしいなと思った一場面でした。

 

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。