発達障害の息子が変革した!?
小学4年生になった自閉っ子の息子。
「心」が大きく成長したのを実感しています。
「癇癪」が激減したのです。
小学3年生になるまでの息子の癇癪は、「壮絶」だった。癇癪がおきたときの「暴言暴力」は本当に凄まじかった。
体が大きくなるにつれて、息子の癇癪は私達の恐怖へと切り替わっていきました。
最も「恐怖」を感じた体験は、小学1年生の時の癇癪。
セロハンテープ台で妻の後頭部を殴ってきたことです。
一歩間違えれば「命」に関わる大問題。
すぐに息子を激しく叱りつけました。
でも、聞く耳もたない。
完全に我を失っている。
逆にエスカレートした。
高ぶった感情を自分で「コントロール」できないのだ。
でも、人に「危害」を加えることは、絶対してはいけない事を理解させないといけない。
癇癪が落ち着いた息子に言い聞かせました。
「自分が叩かれたり蹴られたりしたら、嫌やろ。痛いやろ。嫌な気持ちやろ。」
「暴力を振るわられる相手も同じ気持ちなんやで。」
「まして、セロハンテープ台で頭を殴ったら、ママは死んでしまうかも知れないんやで。」
「大切な人が死んでしまったら、悲しいやろ?嫌な気持ちになるやろ?」
納得し理解するまで、根気よく話し続けました。
冷静になった息子は、「ママ、ごめん」と素直に反省していました。
大好きなママに暴力を振るって傷つけるのはダメだと、本人は十分理解しています。
でも、癇癪がおきている時、自分で感情を抑える方法がわからないのだ。引き際がわからないのだ。
癇癪がおき、暴力を振るう度に、息子との話しあいを根気よく続けてきました。
その効果があったのか、息子が成長したのかわかりませんが、小学3年生になってから、暴力がなくなったのです。
壮絶だった癇癪が激減したのです。
自分自身で感情のコントロールができるようになってきたのです。
感情のコントロールができるようになった、息子のちょっと笑える面白エピソードがあります。
ご覧ください。
エピソード1
息子が妹と家中で走り回って遊んでいた時のことです。
走り回ったら、危ないで。けがするで。と注意を促していました。
その心配が、的中です。
自分の不注意でソファーに足をぶつけてしまったのです。
よっぽど痛かったのでしょう。
自分が悪いのに、ソファーに向かって「八つ当たり」がはじまりました。
ソファーに向かって本気で怒りはじめたのです。
私達は、不思議そうにその様子を見ていました。
「痛いやんか。このくそソファーめ!なんでこんなところにあるんや!」
息子は、暴言をはきながら、ソファーに向かって「グーパンチ」。
そのグーパンチ。よく観察すると、かなり加減していました。
殴ったら痛いということが分かっていたんでしょう。
怒り狂いながらも、そこは冷静ですな。。。
エピソード2
息子が次の日の小学校の準備をしていた時のことです。
「ノート」が見つかりません。
探しても見つからず、「イライラ」がピークに。
「癇癪」がはじまるかなと、様子を伺っていると、予想どおり、これまた「大激怒」。
ノートに向かって、「本気で」怒りはじめたのです。
「このノートめ!どこに隠れたんや!早くでてこい!」
私達は、これまた不思議そうにその様子見て見ていたのです。
ノートに出てこい言うても、出てくるわけないやん。
ノートが隠れるわけないやん。
自分が学校に忘れてきただけやん、と心の中で思いながら見ていたんです。
エピソード1と2から分かるように、物に対して激しい癇癪は相変わらずだけど、親に対しての暴言が激減しました。
さらに暴力は「ピタッと」なくなったのです。
息子の成長を実感したエピソードでした。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。